ドミニオン今日の22枚+α ~Menagerie Preview~
ドミニオンの記事書くの、えらく久々!!
新拡張、Menagerieのプレビューが発表になりました。
動物の集まり、という意味合いの単語で、実は同名のカードがすでにあります。
収穫祭に収録の移動動物園ですね。
本記事は新拡張発売前の恒例行事、5日間のプレビューで公開されたカードたちについての紹介と雑感になります。
今回は恒例の5日間のプレビューから発売までに毎日1枚追加で発表されますが、そっちまで触れる気力がないので5日間で出た物だけ挙げていきます。
アクションカード、イベント、今回からの新要素:Way/生き方の順に紹介していきたいと思います。
なお、日本語訳はDominion Onlineの日本語訳に準拠します。
また、これ書いてる人はDominion Onlineの2人戦専門で、しかも最近さぼり気味の初心者に毛が生えた程度のプレイヤーであることを先にお伝えしておきます。
雑感鵜呑みにして痛い目見ました、とかの苦情は受け付けないのであしからず(ここまで予防線貼れば好き勝手書けるだろうという読み)
アクションカード
Sheep Dog / 牧羊犬
3コストで2ドローの性能は正直弱カードの印象ですが、それだけにリアクション効果をどう生かすかが鍵。
ちなみに、リアクション効果でドローした2枚の中に牧羊犬があった場合、そのドローしてきた牧羊犬も使用可能との事。
自ターンでも相手ターンでもカード獲得の機会が多くなる総督戦では是非挿しておきたいカード。
ただ、バラ撒き系のアタックのある場での対抗策であれば、これを買い集めるより銀貨を集めた方がいいのでは?というイメージもあるのですがどうなんでしょう。
Black Cat / 黒猫
犬に続いて猫。
今度のリアクションのタイミングは他プレイヤーが勝利点を獲得したとき。
他の属州購入に合わせて黒猫連打はちょっとやってみたくはありますが、連打できるという事は+2ドローの効果のカードを複数枚許容できるデッキであるという事。
そう考えると夢物語か。
ちょうど購入余って2コイン出ているときに買っておくくらいならいいでしょうが、買いこむ性質のカードではない気がします。
Snowy Village / 雪国の村
+4アクションは破格の性能・・・と思いきや、無視してはいけない一文が。
1ターンに打てるアクションに制限の付くカードはこれまで初めてで、ビックコンボは当然のこと、キャントリップ主体のデッキも構築は不可能に。
正直どう使うのか悩ましいのですが、ステロ色の強い(アクションそこまで多くない)デッキに事故防止で挿す感じか?
Kiln / 窯
アクション権が増えない場であれば、基本的に手に入るのは財宝カード(わざと財宝出さないで夜行カードを獲得する、という手もある)。
植民地場ではプラチナ無料獲得のため是非押さえておきたい。
アクション増える場であれば、これのあとに使用したアクションが手に入るという事で、自身が2金出力することもあり構築加速を促す1枚です。
ところで、これのあとに略奪品使用したときは略奪品もらえるのでしょうか?
Barge / はしけ
5コスト鍛冶屋。
個人的に、4コストと5コストの間には単なる1コスト以上の価値の壁のような物があると思っていて、それを象徴しているのが+3カードに追加される効果が1コストの差にしてはコスパがいいものが多い事。
で、このはしけはどうなのか。
パッと見て思ったのはビックターンの引き金として強力。+購入権がついていることから、中盤で持続させて次のターンで態勢を整えるためのカードかなと。
当然、持続させなくても購入権のついた鍛冶屋なので弱くないですし。
なお、玉座の間ーはしけ と使用した場合、3ドロー後に持続させるかさらに3ドローの効果を得るか選べるそうです。当然次のターンに6ドローも可。
Mastermind / 首謀者
初見では”とんでもないカード出てきた”と思いましたが、冷静に考えるとそこまででもない。
なぜとんでもないと思ったかと言うと、宮廷と比較したわけで。
宮廷の真のヤバさは宮廷ー宮廷の重ね掛けから長い呪文の発動なわけですが、この首謀者を重ね掛けするのはなかなか難しい。
そして開始の手札からしか宮廷効果を適用するアクションを選べないことから、デッキに挿すタイミングも難しい。
構築負け気味のプレイヤーが逆転目指して購入するカードのような気がします。
Wayfarer / 放浪者
銀貨のもらえる鍛冶屋。
そしてコストは通常で6コストですが変動制となっています。
”プレイヤー全員のこのターン最後に獲得したカードのコスト”ということで、魔女や狂信者などの呪い・廃墟撒きや大使で銅貨配ったあとはなんと0コストに。
上記は極端な例ですが、できれば通常よりも割引で獲得したいところ。
ところで、コストの変動は購入時だけでは無いため、改築でこれを属州にする前にうっかり5コスト以下のカード獲得していました、とかはお気を付けを。
Animal Fair / 動物市
出力がヤバい。
そして下線部より下の効果もヤバい。
7コスト払ってこれを購入することは機会が少ないのでしょうね。
購入時のみコストが変動しますが、それ以外のタイミングでは7コストであるため、開発や再建など、可能であれば悪用したいところ。
Horse / 馬
使い捨ての研究所。
サプライ外に置かれ、30枚あるとのこと。
アクションカードやイベントで獲得することになります。
プレビューで判明している、獲得可能なカードは以下の3枚。
Supplies / 補給物資
使用した次のターン、必ず手札に馬があると考えるとなかなか悪くないように見えますが、所詮は銅貨。
なるべくなら購入ではなく銅貨の改築などで獲得したいように思えます。
Scrap / 廃品
一つの効果は1回までしか得られないため、例えば銀貨廃棄して馬を3枚獲得、ということはできないため注意。
序盤は屋敷を銀貨と馬に変換して、中盤は銀貨を餌にキャントリップ+馬の獲得・・・ぱっと思いつくのはそんな感じか。終盤で腐りそう。
あと、アクションを消費せず手札から廃棄できるカードの為、書庫や望楼などの”〇〇枚までカードを引く”系の効果と小さなシナジーがあったり。
ところで、荷台に積んでる金色の物体、中に人の顔がありますね。どことなくワイン商の顔っぽく見えるのは自分だけでしょうか・・・?
Livery / 貸し厩舎
5コストで3金産むカードが増えつつありますが、これもその一枚。
3金だしたら基本的には高コスト帯のカードを購入するわけで、馬を獲得できる条件は楽に満たせそうですよね。
あとこれが場にある時に4コスト以上のカードを大量に獲得できる機会があれば狙ってもいいでしょう。
純粋に強カードと判断していいと思います。
さて、お次は新しいマットの登場です。
Exile / 追放 (カードではなくマットです)
”あなたがカードを獲得したとき、このマット上の同じカードをすべて捨て札にしても良い”
追放、という名のごとく、どこか哀愁漂う絵柄。
この追放マットにカードを置くということは、デッキからは消えるため、速い話が圧縮とほぼ同義なのですが、ゲーム終了時にはデッキの内包物として、カウントされます。
その点は島マットや原住民マットに置くことと同じですね。
ただし、その2つのマットと違うのはマット上の特定のカードをデッキに戻すことが出来る点。
またゲームを複雑化する要素が増えたな、という印象です。
ちなみに、追放マットに置くこと、追放マットから捨て札にすることは獲得ではないため注意。
StockPile / 備蓄
使用したら追放されるとはいえ、コスパ抜群の財宝。一度使った備蓄をまた使うために獲得して…ということが多発するため、山切れも早そうです。
あと、追放マットからデッキに戻るには捨て札に行くため、備蓄使用時は出来れば山札の上の方で使いたいですね。
Bounty Hunter / 賞金稼ぎ
序盤で圧縮と金量出力をマルチにこなせる強カードの印象。
デッキ一周目で購入、二週目・三週目で銅貨、屋敷を追放しながら3金を出すので初手購入のケースは多そう。
避難所場なら尚更。
あと、廃品同様アクション減らずに圧縮できるので、廃品の欄で挙げたカードとも好相性。
Coven / 魔女集会
アクションを消費しないため、1ターンで重ね打ちのできる呪い配りアクションは、使い魔とこれだけ。
ただし、呪いの配られる先は追放マットであるため、点数は減るがデッキ汚染が起こるのは呪いが尽きた後であるため、ガン無視する戦略もあり得そうです。
イベント
今回公表になったイベントは3種類。
Toil / 労苦
購入フェイズでもアクションを使用できる方法がまた一つ増えました。
購入権付きのため、+2金を産むアタックが手札で腐っている場合はタダで打てますね。
そして、+2金のアタックは結構あるので、これがある場はゲーム進行遅くなること多そう。
あとは救貧院、馬商人、伯爵との組み合わせは打ち得。
Commerce / 商業
金貨のデフレが進んでいることを感じさせる一枚。
コンボ時にデッキ内総金量を一発で増やせる加速装置。
逆にステロで相性良さそうなカードはあまりなさそう。強いて言うならよらず屋とわずかなシナジーありか?
Populate / 植民
とんでもないこと書いてんな、と思いましたが、アクション全部欲しいなんてことそうそうあるか?
大抵はいらないカードが何枚か混じるもの。
デッキに不要な種類が少なく、改築など他のカードに変換する手段が用意されているなら壊れ性能のイベント。
買っていい場はそうそう多くはないと思う。
次からは新要素、Wayを紹介。
Way/生き方
すべてのアクションカードが、Wayとの効果を選択できるようになります。
よりデッキ構築が複雑になるのが容易に想像でき、そのためゲームには一枚のみの使用が推奨されています。
プレビューで公開されたのは以下の3枚。
Way of the Ox / 雄牛の生き方
すべてのアクションが共同墓地としても選択可能に。
かといって、これがあるからと無理にコンボ組みにいくのはアクション増加が貧民街しかない時にコンボ組に行くのと同様、無理していることが多そう。
Way of the Mole / モグラの生き方
弱い寵臣。
これを使う時は事故防止としてか、書庫や学者、策士をメインでデッキ組んでいるときでしょうか。
Way of the Turtle / 亀の生き方
一度この効果を使用して脇に置いた次のターンでもまた脇に置いて本来の効果として用いるのを後回しにすることができます。
ということは。
ぱっと思い浮かぶのは原住民の橋が原住民の村無くても発動可能に。現実はそううまくいかないでしょうが。
とはいえ、ビックターンの仕込みは簡単にできるので、ゲームが詰将棋的なラストまで読み切り可能性になるものが多そうです。
現実的な話をすると、ワンターンキル的なことはそう毎度起こらないので、このWayの効果を使うか普通に使うかは結構迷うことが多い、つまりは1ゲーム終えるまでの時間が長引きそうなカードです。
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さて、ここまでプレビューで公開されたカードの雑感を述べてきましたが、総括するに「選択」をさせるカードが多いな、という印象です。
当たり前の話ではあるのですが、拡張が出るたびに初心者お断りの感が強くなっているなーと。
あと、全体的に動物多くて癒される。
全カード発表になったらまた何か書くかもしれません(気力があれば)。
3/18に発売との事なので、Dominion Onlineで触れる日を楽しみに待つこととします。
それでは。