ねいぴあの雑記帳

ドミニオンとか将棋とかミステリとか脈絡のない雑記帳

詰将棋と30秒のお話

将棋の勉強法としてよく言われるのは

などなどあるが、今日は詰将棋のお話。


先日、2大会連続で簡単な詰みを逃して負けるというショックな出来事に遭遇したため(しかも県代表戦)、毎日詰将棋を解くことにした。

ただ、一口に詰将棋と言っても色々あって、実戦形やパズル形、短手数から長手数色々あるため、どんな種類のものをやるか少し悩んだ。結果、選んだのは7手〜13手ほどの実戦形の短手数モノ。一応これには理由があって、それはアマチュアの大会の持ち時間に関係する。

だいたいのアマチュアの大会は20分や30分の持ち時間で使い切ったら一手30秒、というのが一般的だと思う。この30秒というのが曲者で、読みを入れることができる手数は筆者はせいぜい10〜30手が関の山。これに「正確に」という冠詞がつくとさらにガクッと落ちるのが現実だ。

大会で勝ちたいがためのトレーニングなわけで、このため、あんまり手数の長い作品を解いても効果はないのでは、と思い前述のカテゴリーの作品を選んだというわけ。

「短手数ものは一冊すぐに終わってしまって新しい本を買うのはお金がかかる」という人もいるかもしれない。そういうときは同じ作品集を2周、3周とするのもアリだと思う。現に筆者は3冊ほどの作品集を3周ずつを当面の目標にしている。同じ問題を解いて意味があるのか、という意見もあるだろうが、詰め手筋を頭に叩き込んでおく、という意味で有効だと考えている。さすがに3冊3周を終えたら手数の長い作品にシフトするつもりではあるが。


体感的なものだが、毎日詰将棋をやることで、終盤で手が見えない・直感は詰みだが正確に読み切れない、といったことから来る焦りがかなり減った。そのためなのかどうかは知らないが、今年最後の県代表戦は優勝という成績で終えることができたので、これからも継続していきたいと思っている……と締めようとしていたのだが、最近忙しさを言い訳にサボり気味なのでこの記事を書いて自らへの戒めとしたい。